~今日から新年 旧正月、節分、立春の関係~ 七十二候 第一候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)【立春・初候】
こんにちは、はぴらきです。
昨日、2月4日は
二十四節季:立春
(2019年の期間は2月4日~2月28日)
そして
七十二候は東風解凍
(2019年の期間は2月4日~2月8日)
でしたー。
親しい方に、「旧暦の正月です」などと言ってしまったのですが、
それは間違いでした (>_<)。
ところでこんなふうに私も勘違いしてしまったのですが、
立春と旧正月の関係をご存じでしょうか?
ちなみに2019年は
2月3日が節分
2月4日が立春
2月5日が旧正月
と続いたとても珍しい年となりました。
昨日は、立春にふさわしい春の陽気を感じる日でしたね。
夕暮れが本当に情緒的で美しく、旧暦2018年の終わりにふさわしかったです。
旧暦は「太陰太陽暦」のことをいいます。
(ちなみに、現在、日本で使っている新暦は、明治5年(1872年)採用された「太陽暦(グレゴリオ暦)」です。)
月の満ち欠けを基準にし、季節のズレを考慮して太陽の動きも取り入れた暦のことです。
こちらでも紹介している「二十四節気」は、太陽暦という太陽の動きをもとに黄道を24等分したもの。
(黄道とは、地球を太陽がまわっているように見える大円のことをいいます)。
立春はその一番最初の節気で、立春を基準に様々な節目を決められています。
新しい年の始まりで、立春のころに元旦が来ます。
つまり必ずしも「立春=元旦」ではないのです。
元旦は太陰暦です。
新月の朔日(ついたち)から始まり、満月になり再び晦日(みそか)となる月の満ち欠けによる周期がもとになっています。
月の満ち欠けの周期と太陽の一年の動きの周期は、割り切れず、一年で11日のずれが生じます。
そのため、閏月(うるうづき)をいれ、
一年に13か月になる年が19年に7回という割合でいれて
太陽の動きに合うよう調整します。
このように朔(新月)の日ぴったりに立春は合わせられないのです。
節分は、「豆まきの日」と思われる方も多いと思います。
土用の日と同じく、節分も一年のうち4回あります。
節分は、四つの季節の節目「立春、立夏、立秋、立冬」の前日のこと。
そのなかでも立春は新しい年の始まりなので、立春前の節分は大晦日にあたるため重要視されました。
季節の分かれ目の節分の日は、邪気が入りやすいために邪気払いがおこなわれます。
今に残る2月の節分。豆まきをするのは、新年を迎えるための邪気払いなのですね。
そして、
七十二候は「東風解凍」 です。
東風は、「こち」と呼ばれ古来より春の代表的な風とされました。
昨日の立春はまさに東風が吹き、春一番となりました。
一方、「春寒(しゅんかん・はるさむ)」という言葉もあります。
立春の日以降のぶり返す寒さのことです。
春に向かって陽射しも陽気を増してきていいますが、寒さの戻りも油断できませんね。
どうぞ、ご自愛ください。
そして私は、忙しさにまぎれ途中だった目標設定を今日の新月に完成させます!
みなさままもいい一日を!
◆今日は2019年2月5日(火曜日)◆
旧暦:二〇一九年一月一日(睦月)(日干支:癸酉(みずのとのとり) の日